ベースボールアドバイザーのチッキーです。
世の中に野球教材はたくさんあります。
プロ野球選手や指導者経験がある方々の教材はどれも素晴らしいです。
しかし、科学的根拠から導き出した理論や練習方法となるとかなり少なくなってきます。
今回は筑波大学野球硬式野球部の監督である川村卓監督が科学的根拠から導き出したメソッドについてのレビューです。
それではさっそくいってみましょう!!!
22の科学的練習ドリルディスク②
筑波大学硬式野球部の監督である川村卓監督が考え出したメソッドです。
スポーツ科学から動作解析、一流選手の特徴を科学的なアプローチから分析し、そのノウハウをぎっしりと詰め込んだドリルとなっています。
ここからは、ディスク②の詳細を説明していきます。
その前に22の科学的練習ドリルを見てみたい方はこちら
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高校生がやるべきバッティング練習はコレだ!右へ左へ鋭い打球を打てるようにする~22の科学的練習ドリル~
22の科学的練習ドリルのディスク②を実践すると打球の質が変わってくる
22の科学的練習ドリルディスク②では、ただ単に強く打つといった方法ではなく、いかにインパクト時に強い力を入れられるのか。
そのための練習方法が紹介されています。
小学生でも取り入れやすい練習方法から、大学生でも取り入れることができる練習方法が説明されています。
ディスク②の感想
ベースボールアドバイザーのチッキーがこのディスク②を見て感じたこと。
・とにかく工夫をしていること。
・普通に練習するよりも、バリエーションが増えること。
・練習に飽きがこないこと。
野球の練習は時間が長く、回数を多く、非常に長い反復練習という指導をする指導者が多いです。
しかし、理論から組み立てて、どうしてその練習をするのか。
どこをどうすればいいのか。
なんのための練習なのかがこのディスク②では解説されていました。
長時間の練習ではなく、短い時間で体に覚えさせる効果的な練習方法だと思います。
ディスク②の効果
バッティングは水物と言われます。
打率3割で好打者と言われます。
そのバッティング練習を効率よく、さらに質を求めた練習方法により効果が現れてきます。
このディスク②では
・間のとり方
・打球の質
・インサイドアウトのスイング技術
・引き手と押し手の使い方(右バッターなら引き手は左手、押し手は右手)
これらが22の科学的練習ドリルのディスク②を取り入れることで、上記の効果が期待できます。
22の科学的練習ドリルディスク②はプロ野球選手も取り入れている練習方法が盛り沢山
筑波大学野球部監督の川村卓監督が科学的根拠から導き出した、22のバッテイング練習ドリルのディスク②では、主にトスバッティング(ティーバッティング)についての練習方法が紹介されています。
ここからはディスク②ドリルについてそれぞれ見ていきましょう。
ロングトス
ロングトスとは一般的に言われているロングティーバッテイング(ロングティー)のことです。
ロングティーの説明はこちらをご覧ください。
バッティングのロングティーはプロ野球選手にも欠かせない練習方法
川村卓監督はこのロングトスについて以下を意識して行なってくださいと言っています。
・ 打球の質にこだわる。
・ 打球の質というのは、センター方向に伸びていく打球のとこ。
・ ドライブがかかったり、ゴルフでいうスライスやフックにならないこと。
・ 打球がまっすぐ飛んでいるか確認すること。
・ バックスピンがかかって下から伸びていくような打球を打つこと。
このように説明しています。
ここでは実際に打っている動画があります。
良い例と悪い例を比較していますので、理解しやすくなっています。
ベースボールアドバイザーのチッキーも上記のロングティーの記事でも書いていますが、全く同じことを言っています。
是非、参考にしてみてください。
ワンバウンドトスで間をつくる
テニスボールを使って行う練習です。
この練習方法は
・ 普通のティーバッティングより投げる方と打つ方の距離を広くとる。
・ 投げ手はテニスボールをワンバウンドさせる。
・ 打つ方は全力で飛ばすことを意識する。
この練習での最大のポイントはタイミングを合わせる「間」を作るための練習なんです。
そのためにどのタイミングで来るかわからないボールに対して「間」を作りタイミングを合わせて打ちにいけるか。
これは変化球が苦手な選手には非常に効果的な練習になります。
普段こういった練習はあまり取り組まないので、リラックスしてできる練習でもあります。
長竹竿ティーバッティングは外回りをなくす
ホームセンターなどで売っている2メートルくらいの竹竿を使います。
ここではスタンドティーを使って行います。
練習のやり方は
・ スタンドティーの置き場所、コースは真ん中でホームベースより手前に置きます。
・ ボールはテニスボールを使います。
・ バッターはいつものバッターボックスから少し離れた場所で構えます。
・ 竹竿の先端をバットの芯と同じように捉え、先端から約20センチのところでボールを打つことを心がける。
・ 打った打球がライナーでセンター方向に飛んでいくことを確認する。
この練習はバットが外から回る選手には有効な練習になります。
この練習の最大のポイントは、長い竹竿でもインサイドアウトのバットの軌道ができるようになることです。
外野ノックで飛ばすコツを身につける
この練習は指導者が普通はノックを行いますが、選手にこの外野ノックをさせることで、遠くに飛ばせる技術が身につくことです。
この練習のポイント
・ 引き手の使い方を外野ノックで習得させ、飛ばすコツを体感させる。
・ どんな球種にも対応するための待つ姿勢を作る。
これがポイントになります。
この練習は前に突っ込んでしまうバッターや開きの早いバッターに有効です。
右打ちならばバットは左手に持ち、ボールは右手であげましょう。
左打ちはその反対で行うようにしてください。
片手スイングトス体の使い方を身につける
文字通り片方の腕だけでバットを持ち、片手だけで打つティーバッティングのことです。
ここでは右手も左手でも片手打ちを行なっています。
片手だけでボールを打つと、バットに当てることに意識がいってしまいます。
バットにボールを当てることではなく、体の使い方を覚える練習ですので、片手だけでもしっかりとボールを捉えられることを意識してください。
良い例と悪い例の動画もあります。
バットを持っていない手の位置はどこにすればいいのかという説明もしっかりとされています。
チッキーもこの練習方法はオススメです。
特に右バッターなら右手だけで打つ練習はものすごく効果があります。
22の科学的練習ドリルディスク②の超見所ポイント
ここまでいくつかの練習方法を紹介してきました。
どれも取り入れ次第では、バッティングスキルが向上する事は言うまでもありません。
ベースボールアドバイザーの私が超オススメする見所は、片手スイングトスなんです。
その理由は
・引き手のボールに入る角度が身につく。(右バッターの場合、左手)
・押し手のインパクト時の感覚が身につく。(右バッターの場合、右手)
これって、すごく重要なんです。
さらにもっと体でわかるポイントが理解できるようになるのです。
それが、下半身主導の動きです。
バットという道具を持つと、どうしても道具を持っている手の方が先に動いてしまうのは理解できます。
しかし、それをやってしまうといわゆる手打ちになってしまいます。
さらに、開きが早くなり変化球の対応ができなくなります。
打球方向も引っ張りの打球しか飛ばなくなってしまうのです。
でも、この片手打ちをマスターすることによって、下半身主導の動きが身につきやすくなるのです。
私はこれを練習の中に常に入れていました。
体が大きい小さいは関係なく、どんなボールにも対応しやすくなる練習です。
是非取り入れてみてください。
まとめ
プロ野球選手でもこのような基本練習は大事にしています。
ペッパーやトスバッティングなど、通常の練習方法からバリエーションをつけて様々な練習に発展していくことで応用が身につきます。
これらに対応するための体の使い方や対応力が身についていきます。
変化球の対応や、遠くに飛ばす技術などを習得するための効果的な練習方法が紹介されたドリルです。
私も同感な理論や練習方法がたくさん紹介されていました。
少年野球の指導者や中学野球の指導者、幅広い選手にも効果的なドリルになっています。
本気で取り組みたい方はこちら
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