ベースボールアドバイザーのチッキーです。
小学校高学年ともなれば野球の楽しさや面白さ、友達と一緒に過ごせる楽しさがだんだんと分かってくる頃ではないでしょうか。
小学校高学年は心も身体も成長してきますので、より高度なことができるようになります。
今回はそんな子供たちがもっと野球が楽しくなるキャッチボールについて考えてみました。
それではさっそくいってみましょう。
小学校高学年の練習メニューは一体感とチームワーク
少年野球の軟式のボールでもクラブチームの硬式のボールでも、投げ方や捕り方は基本的には変わりません。
小学校低学年から中学年と野球をやってきた子供達、高学年になって初めて野球をするお子さんもいるでしょう。
小学校高学年では身体の大きさには違いがありますが、技術的な練習メニューには差をつけなくてもいいと思います。
みんなが同じ練習メニューで参加することで、一体感やチームワークを感じる様にしましょう。
守備につなげる小学校高学年のキャッチボール
ウォーミングアップが終わった後にはキャッチボールから始めます。
このキャッチボールですが、小学校低学年・中学年・高学年と分けてお話しします。
低学年のキャッチボールは
初めてキャチボールをする子供達には恐怖心をなくし「ナイスボール」と!
中学年のキャッチボールは
小学生のキャッチボールはグラブをはめて的を最後まで見て投げる!
高学年のキャッチボールは、試合で守備に繋がるキャッチボールを心がけることを意識するようにしましょう。
守備についている内野手でも外野手でもバッテリーでも、捕って投げることは皆同じです。
いかに捕りやすい所で捕って、正確な送球(スローイング)まで持っていくことができるか。
この事を頭に入れて行うようにしましょう。
キャッチボールの捕球時に意識する3つのポイント
小学校高学年になると子供同士でキャッチボールを行うようになりますので、お互いに捕ることも、投げることも練習になります。
はじめにボールを補球する子供についてのポイントです。
軟式ボールでも硬式ボールでも、距離が遠くなればなるほどノーバウンドで届く確率は低くなります。
近い距離の時は、おもったところにボールが来ますが距離が遠くなると、この年代ではなかなかそうはいきません。
そこで抑えるポイントは3つ
① 相手は動いて投げているのだから、捕球する自分も投げる相手に合わせて動く準備をすること。
② 相手が投げたボールの軌道を見て、ノーバウンドで届きそうか、バウンドしてくるボールになりそうかを判断してみる。(間違っても構いません)
③ ノーバウンドで届きそうもないボールは、何回目のバウンドで捕れるかイメージしてみる。
この事を意識しながらキャッチボールするだけで、守備練習の一環になります。
例えば、①はバッターに合わせて動き出す事で、守備の一歩目が速くなります。
②は外野手ならノーバウンドで取れるかどうか判断する事で、ボールの落下地点を予測できます。
③ は内野手でも、外野手でもゴロの捕球時の捕りやすいバウンドがわかるようになります。
この様に、3つのポイントを意識するだけでも普通のキャッチボールですが守備の練習にも繋がります。
キャッチボールの送球で意識する3つのポイント
今度は送球です。
短い距離(5メートルくらい)からはじめ、小学校高学年は距離にして50メートルくらいを目安に投げられる様にしましょう。
送球の3つのポイント
① 踏み出す足は必ず投げる方向に向いているか確認する。
② 遠い距離を投げる時は軌道の低いボールだけではなく、山なりのボールを投げてみること。
③ 計算ボール(ノーバウンドなのかワンバウンド・ツーバウンド等)を自分で選択して投げること。
このポイントを意識するだけで、守備時の送球が変わってきます。
例えば、①はどんな体勢からでも、踏み出す足を投げる方向に踏み出すことにより、投げるボールの方向性が定まります。
②は送球の時、最後にかかる指先の感覚がつかみやすくなるので計算ボールを投げやすくなります。
③ は外野手のバックホームのボールを計算して投げられる様になります。
この様に、3つのポイントを意識するだけでも普通のキャッチボールですが守備の練習にも繋がります。
キャッチボールの最後はケンカボールを
ケンカボールをご存じない方は、こちらを参考にしてください。
なぜ、最後にケンカボールをするかと言いますと。
キャッチボールは投げ手と捕り手がいます。
野球のプレーも投げる方がいて、捕る方がいなければアウトにはできません。
いかに相手の取りやすいところに、いいボールを投げられるか。
投げられたボールをいかに速くとって、相手に投げ返すことができるか。
ケンカボールでのポイントはフットワーク(足の素早い動き)です。
このフットワークをつかえることで動きは格段に違ってきます。
野球はランナーより早くベースに送球されることでアウトカウントが取れるスポーツです。
ケンカボールを繰り返し行うことで、捕ってからの速さと正確なスローイング技術が身についてきます。
速さだけでもダメ。
正確なだけでもダメ。
どちらも求められるのです。
距離は10〜15メートルで回数は少なくても構いませんので、必ずキャッチボールに入れることをお勧めいたします。
まとめ
小学校高学年ともなりますと、キャッチボールの時でも守備の練習に繋げる意識を持って取り組むことで、その後の技術練習でも成果が現れてきます。
キャッチボールは肩を温めるだけという意識は捨てましょう。
短い時間でも、その後の技術練習に繋がる意識を持つことです。
捕るときのポイント、投げる時のポイント、最後にケンカボールというフットワークを身につける意識です。
ここまで書いてきましたが、共通するのはやはり足なんです。
動く準備、動ける準備、投げる方向性、捕球時の足の運び、全てにおいて足が重要となります。
この意識を持って行う様にしてください。
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