ベースボールアドバイザーのチッキーです。
野球においては様々な理論やメソッドがあります。
今回は科学的な検証から導き出した理論と、練習ドリルを筑波大学野球の川村卓監督が推奨しているDVDについてのレビューです。
それではさっそくいってみましょう。
22の科学的練習ドリルディスク③
筑波大学硬式野球部の監督である川村卓監督がスポーツ科学から動作解析によりトレーニング方法を編み出したDVDです。
ディスク③では理論からトレーニング方法が紹介されています。
ここからはディスク③の説明です。
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高校生がやるべきバッティング練習はコレだ!右へ左へ鋭い打球を打てるようにする~22の科学的練習ドリル~ 【CBKM05ADF】
22の科学的練習ドリルのトレーニングでバッティングに必要な筋力をつける
筑波大学硬式野球部の川村卓監督が、理論からトレーニング方法までをみじかなところでもできるトレーニング方法を紹介しています。
高校生は一番筋力がつきやすい年代という事で、バットを強く振れるための体にするトレーニングが紹介されています。
取り入れかた次第では、小学生や中学生でも十分に可能なトレーニングになっています。
ディスク③の感想
ベースボールアドバイザーのチッキーがこのDVDを見て感じた事。
体を大きくするためのトレーニングや、筋力をつけるためだけのトレーニンングは巷に溢れています。
アウターマッスルやインナーマッスルなど、どれも鍛えなければいけません。
しかし、ただ単にバーベルを80キロ持ち上げられたり、スクワットでは自分の体重の二倍の重さを持ち上げられたからといってバッティングは上手くなりません。
当然、重たいものを持ち上げられた方がいいのですが、それだけでは野球の技術には結びつかないのです。
なんのためにこのトレーニングをするのか?
どのような動きを強めるために行なっているトレーニングなのか、それを知っていて行うのと、知らないで行うのでは全然違うという事ですね。
川村卓監督のバッティング理論からそのためのトレーニング方法は非常に行いやすいものです。
日々の練習にでも取り入れられる、みじかなトレーニングです。
ディスク3の効果
川村卓監督の理論は具体的でわかりやすいです。
その理論からどのようなトレーニングをすれば良いのかが理解できます。
トレーニングをする事で、今までのスイングや体の強さが足りていなかった箇所をより強くしていくことが可能になります。
具体的には、下半身の力を上半身へと伝え最後にスイングスピードにつながっていくことです。
体幹の使い方、下半身のひねりを上半身に伝えていくことが身につき「体幹のズレ」を体で感じることができるようになることです。
22の科学的練習ドリルディスク③で様々なピッチャーや球種に対応できるスキルを身につける
筑波大学硬式野球部の川村監督が科学的根拠から編み出した、22の科学的練習ドリルディスク③では主にトレーニングについてのメニューが盛りだくさんです。
費用をかけなくても道具を揃えなくても、みじかなものでできるトレーニングが紹介されています。
ここからはトレーニングメニューの紹介です。
トレーニンング理論
トレーニングに関する理論的な裏付けから説明されています。
高校生を対象に説明していますが、中学生にとっても当てはまることがたくさんあります。
高校生の場合筋力がつきやすい年代になります。
この年代にどんなトレーニングが効果的かという説明がなされています。
一つの目安として
・ スクワットで自分の体重を持ち上げられるようになる。
これをできた上で発展的なトレーニングにつなげていくとさらに効果が上がると説明されています。
これらの前提に乗っとり上半身と下半身のトレーニングを紹介しています。
ひも付きメディシンボールスロー体のねじれをモノにする
メディシンボールの真ん中にヒモ(ロープ)を通した道具になります。
こういったものがなければゴミ袋のような大きな袋にメディシンボールを入れても代用できるとのことです。
メディシンボールの重さは3キロを目安にしましょう。
このトレーニングの意義は
・ 体のねじれ=体が回転しようとしたとき、一瞬肩が残ることで生まれる
この動きを作るために行うトレーニングです。
練習方法は
・ 体幹を意識し、下半身で踏ん張りながら体幹の側面を使って投げる意識
・ バッティングと同じ動きで左右にボールを振りながらピッチャー方向に向かって遠くに投げる
・ 回数は10回程度
投げた後はバッティングの時のようなフォロースルーをしてください。
体が早く開いてしまうとまっすぐ飛びません。
体のねじれができてくると、より遠くに飛ばすことができるようになります。
メディシンボールサイドスロー&スイングで体感のひねりが身につく
このトレーニンングは普通のメディシンボールを使って行います。
メディシンボールを左右に振ってサイドに投げるトレーニングです。
先ほどのひも付きとは違ってボールの持ち方も解説しています。
持ち方が異なると、効果が薄くなるということです。
メディシンボールを投げた後にバットでスイングをします。
メディシンボールを投げる時にできた体の捻りを、バットスイング時でもできるようにするトレーニングです。
メディシンボールチェストパスは下半身の力を上半身に伝えることができるようになる
チェストパスというのは、バスケットボールを両手で持ち、胸から両手でボールを押し出すようにする動きです。
これをバッティングの動きに応用するトレーニングです。
この練習で使うメディシンボールは1キロが目安になります。
練習方法
・ 両手でメディシンボールを持ちます。
・ バッティングのトップの形でバットのあたりにメディシンボールを持ってきます。
・ そこからピッチャー方向に向かってメディシンボールを投げます。
ここでのポイントは
・ 後ろ足の膝からから前足の膝に力を送り、下半身の力を使って投げる
・ 決して手だけで投げない
遠くに飛ばそうとトップの位置より遠くにメディシンボールを持ってくると肩を痛めたりするので、必ず守りましょう。
上半身には力を入れず、下半身で行うようにしてください。
また割りスイングで下半身のキレを作る
このトレーニングはどこの高校やクラブチームでも取り入れてるところは多いと思います。
大きく足を開き、腰を落としてバットスイングする練習方法です。
ポイント
・ 腰の高さを変えずに行う
・ スタンスの幅は通常のステップの2倍
・ 構えた時の軸足側の股関節にしっかりとシワを作る
・ 振るときは踏み込んだ脚側の股関節にしっかりと乗っていく
このトレーニングは非常にきついですが、この形を維持できるようになると下半身主導で動作を行いようになれます。
スイングした後に行うポーズによって体重移動が確認できるポーズも紹介されています。
ぶら下がり練習で正しい腰の回転を身につける
このトレーニングはいたって行いやすいものです。
鉄棒にぶら下がり、その状態で腰を左右に振る動作です。
ポイント
・ 下半身を回転するとき、胸郭(上半身)を一緒に回してしまわないようにする
本来であれば、腰を固定したまま胸郭だけ動かすことが本来の動きです。
このトレーニングはその逆の動きによって本来の動きを身につけるということです。
だいたい20秒を目安にしましょう。
22の科学的練習ドリルディスク③の超見所ポイント
このディスクはバッティングに必要な筋力を効果的にアップするトレーニングが満載です。
その中でも特におすすめなのは、メディシンボールを使ったボールスローです。
普通にメディシンボールを投げるだけではなく、下半身の力をボールに伝えることにより、より遠くに飛ばせるようになるのです。
それはバットを持った時も同じで、メディシンボールを投げる下半身と上半身の少しのズレがボールを遠くに飛ばす秘訣なんです。
バットを持つと、どうしてもバットだけを強く振ろうとしてしまいます。
しかし、このメディシンボールのトレーニングを体で感じることにより、バットを持った時の感覚でトレーニンングすることができるのです。
これは超おすすめです。
是非、取り入れてみてください。
まとめ
この他にもランジひねり・ヒジたたみスイング・トランポリンスイング・回内外運動・サンドバック叩きなどのトレーニングも紹介されています。
高校生の場合は筋力がつき始める年代ですから、こういったトレーニングは必要になってきます。
ただ、トレーニングだけに頼るのではなく、技術的な動きにつなげていくことで様々なピッチャーや球種に対応できるスキルも身につけていくことができるのです。
昨今はパワー重視のバッティングが目立ちますが、狙った方向に打ち返す技術が身につくことで、チームの戦術に大きな力を発揮できます。
そういったものを組み合わせて、トレーニングを行うことが非常に重要であると川村卓監督は説明しています。
私も同感です。
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