ベースボールアドバイザーのチッキーです。

プロ野球スプリングキャンプも第二クールに入ってきて、選手の体もきつい頃ではないでしょうか？

今回は、足のスペシャリストと呼ばれた巨人鈴木尚広コーチのトレーニングをレビューしました。

それでは早速行ってみましょう！！！

グルグル腹筋は小・中学生にも効果的なトレーニング



巨人の鈴木尚広コーチは色々な練習メニューを考え出し、このキャンプで取り入れています。

その一つは体幹トレーニングの、グルグル腹筋トレーニングです。

普通の腹筋ならば、腹筋運動を繰り返すだけで単調なトレーニングになります。

しかしこのグルグル腹筋は楽しく行えて、さらに腹筋運動して縮んだ腹筋を延ばす効果もありますね。

なかなか面白いトレーニングだと思います。

なぜ、体幹を鍛えるのかと言いますと。

投げる動作、打つ動作、そして走る動作の中で体幹がバランスを崩すと全てにおいて自分の持っている本来の力を、引き出すことができなくなるのです。

体幹が強くなると、投げるフォーム、打つフォーム、走るフォームが自分の目指しているフォームに近くなるからです。

できる限る、体幹強化に努めましょう。

小・中学生なら２回グルグル回って２回腹筋を５回、さらに逆にグルグル２回って２回腹筋を５回して１セットとし、２〜３セットを取り入れるといいでしょう。

ちなみに背筋もやると効果的だと思います。

ただし、グルグル回る時にまっすぐ回るように意識することです。

メディシンボールトレーニングで横の動きをマスターする


先ほどの動画の後半はメディシンボールトレーニングを行なっていました。

メディシンボールトレーニングというと、体幹を鍛えるトレーニングに一般的にはつかわれます。

鈴木コーチはメディシンボールを走塁のトレーニングに取り入れてるところが凄いですね。


メディシンボールトレーニングの説明

メディシンボールを進行方向に投げながら走り出す練習を行い、「横の動きをマスターしてもらいたい」と説明。

重さのあるメディシンボールを利用することで、走塁の際の新たな体の使い方のヒントや体重移動を学ぶことができるという。


小・中学生なら、適度の重さのメディシンボール（メディシンボールでなくても構わないと思います）で３回ぐらいを目安に行うといいと思います。

あくまでもスタートする時の横の動きを覚えるためです。

瞬発トレで反射神経を鍛える



走塁ではスタートが一番大事になってきます。

その走塁のスペシャリスト鈴木コーチがが考えた、瞬発トレーニングの説明は


瞬発トレ　

「Ｇ」と記された野球ボールを地面にたたきつけ、「Ｇ」のマークが見えたら走り出す。

「見えた瞬間の識別、反応、判断力」を養うための練習だと明かした。


動画の中では何種類かためしています。

小・中学生なら各３本、ボールじゃなくてもなんでも応用できると思います。

毎日ではなくてもいいので、取り入れるといいと思います。

最初のアップの中に入れることもできますね。

風船・視力トレーニングで腹筋と周辺視野を鍛える



鈴木コーチは実に面白いトレーニングを取り入れています。

風船を膨らますトレーニングでは腹筋を使わなければ膨らまないことがわかりますね。

鈴木コーチは風船トレーニングをこう説明しています。


風船トレーニング

吐いている状態を持続させることでおなかの力を鍛えられる。

「一瞬の動作が呼吸で変わる。（足が地面に）接地した時におなかの力をしっかり使っていないと上半身が崩れやすい」。

上半身がしっかりしていないと走り出す際に蹴り出す地面からの跳ね返りがうまく得られないという。


これはなかなか面白いと思います。

遊びながらでもできますね。

視力トレーニングは周辺視野を広げることを目的とする


一点に集中しすぎると周りが見えなくなり、判断が遅くなることがあります。

そのため一点を見ながらでも、周囲の視野が広くなるとちょっとした動きの変化もわかるようになります。

そのためこのようなトレーニングを取り入れているのではないでしょうか？

ベースボールアドバイザーのチッキーもこの重要性を説いてます。

こちらを参考にしてください。

眼球トレーニングで苦手な変化球を克服しよう！

鈴木尚広コーチの色々なトレーニングを見て感じたこと


足のスペシャリストと呼ばれた鈴木コーチ。

試合ではここ一番の代走に送られることが多かった。

走る走るとわかっている状況で、盗塁を決めなければならない。

もちろん相手バッテーリーも警戒している。

その中でも盗塁を成功させるためには、様々なトレーニングをし結果として結びつけていつ努力が見られる。

単調なトレーニングではなく、興味が湧くようなトレーニング。

それは遊びの中でも取り入れることができるが効果もある。

長い間第一線で活躍してきたプロの本質が見えたトレーニングでした。

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