ベースボールアドバイザーのチッキーです。

少年野球の子供達を見ていると、野球の話よりゲームの話で盛り上がってる子供達をよく見かけます。

スマホやゲームに夢中になって、近くばかり見ているから視力が落ちている子供が多いのではないでしょうか。

今回は子供達の視力(視る力)について考えてみました。

それでは早速行ってみましょう。

イチロー選手もやっていた動体視力トレーニング


あのイチロー選手は少年時代に自ら目のトレーニングをしていたそうです。

車に乗っていて前から来る車のナンバープレート4桁を読み取り、それを足し算してみたり、車から見える外の景色で看板や広告を一瞬で読み取ることを自然とやっていたそうです。

トリプルスリーを成し遂げたヤクルトの山田哲人選手も動体視力トレーニングをしているそうです。

イチロー選手や山田哲人選手は視力はそれほど良くないにも関わらず、動体視力はトレーニングによって鍛えているということです。

二人に共通することは安打製造機とも呼ばれ、どんなコースや変化球にも対応できるバッティングは動体視力が優れているからではないでしょうか?

野球選手のみならずトップアスリートの選手はこの動体視力トレーニングをかなり取り入れてます。

野球よりも距離が短く、変化の多い球が飛んでくる卓球では、福原愛選手もこのトレーニングを取り入れていました。

プロ野球球団でもチームで取り入れているところもありますから、いかに重要だということがお分かりいただけますよね。

今はできなくても継続してトレーニングをしていくことで、その先の野球人生に必ずプラスをもたらせます。

バットとボールがあまりにも離れすぎているのは視る力に問題があるかも?


少年野球の子供のバッティングをみて、どうしてボールとバットがあんなに離れて振っているのかと目を疑う時があります。

子供に聞いても、「ちゃんとボールを見て振った」と言います。

それにしても、あまりにもボールとバットが離れすぎている子供は最近特に多いように感じているのです。

守備でもボールが通過してからグラブを出してみたり、フライでも距離感がいつまでもつかめない子供が多くなってきたように感じます。


これは技術的な問題ではなく、動体視力をはじめとする視る力に問題があるのではないかと思いました。

水晶体を動かす2つの筋肉はとても大切


そもそも人間の目は水晶体というレンズを通してモノを認識します。

この水晶体のレンズをチン小体筋と毛様体筋という二つの筋肉が、水晶体を厚くしたり薄くしたりしてピントを合わせるように動いているのです。

この二つの筋肉のチン小体筋と毛様体筋は遠くを見たり、近くを見たりすることで働くのです。

しかし、現代の子供たちはゲームやパソコン、スマートフォンなどばかり見ているためなのか目でモノを捉える能力、空間の奥行を目で認識する能力が衰えているのではないでしょうか。

ゲームやスマートフォン等でいつも近くばかりを見ていると、チン小体筋と毛様体筋という二つの筋肉の働きが弱くなってしまいます。

水晶体とチン小体筋と毛様体筋はトレーニングによって養うことができるようになります。

近くばかり見ていると水晶体をうまく働かせるとこができなくなる


少年野球のマウンドからのホームベースまでは約16メートルです。

ピッチャーが投げる前のバッターの水晶体は薄く、ピッチャーが投げたボールがホームベースに近づいてきたときのバッターの水晶体は厚くなっているのです。

ピッチャーが投げたボールがキャッチャーミットに収まるまでは約1秒ぐらいです。

この間に水晶体を動かすことができなければ、ボールを捉えることはできません。

スマートフォンやゲームの影響で近くだけを見ている子供達は、この水晶体をうまく働かせることができないということです。

スマートフォンやゲームをしている時でも、ときには遠くを見ることを習慣化することをお勧めします。

目の柔軟性のトレーニング


・右手人差し指一本を立てて、自分の顔から30センチぐらいのところに置きます。

・左手も人差し指一本を立てて、右手より奥に腕が目一杯伸ばせるところまで伸ばして置きます。

・その指先を、近くの指先→遠くの指先→近くの指先と10回繰り返します。

次に、手を反対に入れ替えてもう一度10回行います。

人間には利き目がありますので、必ず両方を行うようにしてください。

眼球トレーニング



さらに動いているものを目で捉えるには、外眼筋という筋肉が正しく機能しなければならないのです。

目は上下左右いろんな方向に動きます。

顔を動かさなくても目だけで、あらゆる方向を見ることができます。

変化球が苦手な子に多いのが、眼球でボールを追わずに顔を動かしてボールを捉えようとするので、変化のスピードについていけなく打てないことが多いのです。

この外眼筋も使わないと衰えていくので、ここでは眼球トレーニングをご紹介いたします。

次の動画で行ってみてください。

ただし、顔は動かさずに眼球だけで行うように努力してみてください。



できれば一日一回は行って欲しいのですが、2日に一度3日に一度だけでもいいので3ヶ月くらいを目安に行うことをお勧めいたします。

お金もかかりませんし、簡単にできますのでゲーム感覚で行ってみてください。

まとめ


生活の利便性により、近くでものを見ることが非常に多くなった現代。

目という人間の機能が低下してきていることも確かです。

スポーツに限らず、本来持っている能力を引き出せるようにできることは行うようにいたしましょう。

目の柔軟性のトレーニングと眼球トレーニングによって水晶体を動かすチン小体筋と毛様体筋を働かせ、さらに外眼筋を働かせることによって動いているものを捉えやすくなります。

今まで捉えることができなかったものが、捉えることができるようになるかもしれません。

根気よく取り組みましょう。

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