ベースボールアドバイザーのチッキーです。
野球の守備では、一人だけ反対方向を向いて守っているポジションがあります。
しかも守備につくときは色々な道具まで体につけています。
顔もマスクをつけているので、見えないことが多いです。
今回は、そんな地味なポジションのキャッチャーについてレビューしました。
それでは早速行ってみましょう。
ボールを後ろに逸らさない為のキャッチャートレーニング
キャッチャーの構え方はつま先を広げすぎない
一試合、150球ピッチャーが投げるとすると、キャッチャーはそれをすべてうけなければいけません。
ピッチャーは一人で投げ切ることはそれほど多くないかもしれませんが、キャッチャーはほとんど変わることがありません。
プロのキャッチャーは、どんなボールでも年間通して後ろにそらすことがないのは、動画でみたようなトレーニングをしているからです。
多彩な変化球でも体を張り、150キロ近くあるボールがワンバウンドしても後ろにそらしません。
ピッチャーとサイン交換をして逆球が来たとしても、素早い反応でキャッチングします。
その為の構え方が、動画の最初に出てくる構え方です。
・つま先をひろげすぎない。
・構えたつま先よりもやや膝が内側に入る。
・お尻が落ちることがないようにする。(かかとに重心がこない)
・膝を自在に動かせるように、つま先に重心をかける。
これが基本になるキャッチャーの構え方です。
片膝をついて構えているキャッチャーもいますが、ランナーがいるときはほとんど片膝はつきません。
この姿勢で150〜200球ボールをうけるのは、相当な筋力が必要になってきます。
まずは基本の形を身につけましょう。
ワンバウンドを体でとめる時の構え
どんなボールでも体を張って、ボールを後ろに逸らさないようにしなければいけません。
その為の構え方が、動画の1分35秒ぐらいから練習しています。
ワンバウンドに対応する構え
・基本的な構えから、ミットを出して構えます。
・投げた瞬間、ワンバウンドだと思った瞬間にボールの軌道を想定して両膝をつきます。
・ミットを膝と膝の間に落とし、地面にミットのウェブがつくように落とします。
・そのミットの裏に投げる手(右手)を隠すようにおきます。(くれぐれも両手で止めに行かないこと)
・ミットと右手が地面につくように伸ばすと、両腕は伸びた状態になります。
・キャッチャーは面とプロテクターをつけているので、ボールが当たった衝撃を受け止めてくれます。
この姿勢で上半身をやや前傾に構えることによってボールはミットや体にあたり、前に落とすことができるのです。
素早い反応でこの構えをし、ワンバウンドに対応できるようにしましょう。
これも基本の構えからワンバウンドの構えに素早く移行できる練習を繰り返すことです。
膝を自由に動かすためには股関節が重要
上の動画の2分30秒のところから、基本の構えた形で両膝を動かすトレーニングをしています。
このトレーニングは非常に重要です。
プロの選手でも悲鳴を上げるほど股関節がかたい選手はきついトレーニングです。
しかし、このトレーニングはキャッチャーの動きだけではなく、守備でもバッティングでも使われる股関節の動きですから、最初はできなくても継続して行うことをお勧めします。
トレーニングの仕方
・基本の構えで構えます。
・両膝の真ん中あたりに目印となるもの(ボールでも構いません)をおきます。
・その目印に片方の膝の内側がつくように、膝を入れていきます。
・片方が目印に着いたら、反対側の膝を目印に向かって入れていきます。
・この動作を繰り返します。
・回数は小学生なら10回1セット、中学生なら20回1セットを2〜3セット行います。
ポイント
膝を目印に向かって入れて行く時に、ミットや上半身・骨盤を構えたままの向きの状態を保つことです。
できるようになってきたら早いリズムで行いましょう。
キャッチャーが後ろに逸らさないという安心感について
ピッチャーがどんなボールを投げても、キャッチャーが絶対後ろに逸らさないで止めてくれるという安心感。
動画のような地味なトレーニングの繰り返しで得られていきます。
仮に後ろにそらしてしまうと、タダで次の塁を与えてしまう。
ピッチャーとしては思い切って投げることができなくなり、微妙なコントロールが狂いだします。
そうなるとどうしても悪循環になってしまいます。
キャッチャーがなんでも止めてくれるという安心感は、守っている野手にも影響してくると思います。
そのためにも地道にトレーニングをしなければいけないのです。
アマチュアの選手は、一人でもできるトレーニングですのでコツコツとトレーニングすることをお勧めします。
チッキーの無料相談部屋
どんなことでも構いません。こんなこと聞いたら恥ずかしいな?ではなく。
これはどういうことなの?
どうしたらいいの?
何かいい方法はある?
などなど
どんどん相談してくださいね。
相談の際には
・ 野球チーム(軟式or硬式)
・ 年齢
・ ポジション
・ 打ち方
・ 相談内容
・ 今までに試したことのある理論
・ その他
チッキーに無料メール相談してみる