ベースボールアドバイザーのチッキーです。
プロ野球選手は一年を通して相当数バットを振っています。
ただ単に振るのではなく、目的を持って振っているのです。
少年野球から高校野球までなら振る力をつけるために、とにかく振る練習をさせますが、プロは違うんですね。
今回は広島カープの西川龍馬選手のティーバッテイングについてレビューしました。
それでは早速行ってみましょう。
広島カープ西川選手のティーバッテイング
スクエアスタンス低め山なり連続トス
一番最初はスクエアスタンスでのティーバッテイングです。
このティーバッテイングのやり方を説明します。
・ピッチャー方向にスクエアに構えます。
・両足は通常のステップ幅より靴幅でいうと、、2〜3足分広げます。
・やや腰を落とします。
・低めにトスがあげられるので、手だけで打つのではなく膝を柔らかくしてボールをとらえます。
・スイングした際に、軸足が構えたままの状態にならないように強く蹴り出すことです。
・振った後は素早くトップの位置に戻しましょう。
この流れで、できればスピードにのってスイングすることです。
上半身だけでバットを振るのではなく、必ず下半身が回るように(股関節が重要)スイングすることです。
小学生なら10球、中学生なら20球、高校生なら30〜50球は目標にしましょう。
2〜3セットが目標です。
クローズドスタンス高めへのトス
2番目はクローズドスタンスで高めのトスを打つティーバッテイングです。
このティーバッテイングのやり方を説明します。
・ピッチャーに向かってクロススタンスで立ちます。
・顔の高さくらいにトスをあげてもらいます。
・打ち返す方向は、右打者なら左側、左打者なら右側に打ち返します。
・高めのボールなので、バットが下から出るとボールを捉えることはできません。
・ボールを上から叩くイメージでスイングすることです。
・打ち終わったらすぐにトップの位置に戻します。
このティーバッテイングで大切なことは、右バッターなら右腕、左バッターなら左腕の肘のたたみ方が最も重要になります。
肘をたたむということは、脇と肘の内側を体側に締めていく動作になります。
この動作がうまくできないと、高めのボールをうまく捉えることができないため、このティーバッテイング練習を行うのです。
小学生なら10球、中学生なら20球、高校生なら30〜50球は目標にしましょう。
2〜3セットが目標です。
オープンスタンス高め山なり連続トス
3つ目はオープンスタンスで高めのボールを打つティーバッテイングです。
このティーバッテイングのやり方を説明します。
・ピッチャーに向かってオープンスタンスで立ちます。
・顔の高さくらいにトスをあげてもらいます。
・打ち返す方向は、右打者なら右側、左打者なら左側に打ち返します。
・逆方向に打ち返すことです。
・高めのボールなので、バットが下から出るとボールを捉えることはできません。
・ボールを上から叩くイメージでスイングすることです。
・打ち終わったらすぐにトップの位置に戻します。
このティーバッテイングで大切なことは、オープンスタンスで構えて逆方向に打ち返すことです。
逆方向に打ち返すためには、右バッターなら右腕、左バッターなら左腕の肘のたたみ方が最も重要になります。
クロススタンスの時よりも、右バッターなら右腕、左バッターなら左腕がインサイドから出てこないと逆方向には打ち返せないのです。
バッテイングでよく言われるインサイドアウトでバットが出てくるように、このティーバッテイングを行います。
小学生なら10球、中学生なら20球、高校生なら30〜50球は目標にしましょう。
2〜3セットが目標です。
スクエアスタンス変速連続トス
4番目はスクエアスタンスであげてもらうトスのスピードに、変化を入れるティーバッテイングです。
このティーバッテイングのやり方を説明します。
・ピッチャー方向にスクエアに構えます。
・ステップして踏み込んだ状態の足幅です。(広めでなくてもかまいません)
・ベルトの高さにトスを上げてもらいます。
・普通のスピードでトスを上げてもらい、途中に速いテンポでトスを上げてもらいます。(これの繰り返しです)
・打ち終わったらすぐにトップの位置に戻します。
このティーバッテイングで大切なことは、1・2・3番目のティーバッテイングの下半身の使い方と上半身の使い方を確認することです。
前半3つのティーバッテイングが身についたら4番目のティーバッテイングを取り入れた方がいいと思います。
4種のティーバッテイングを見て感じたこと
元バッテイングコーチの石井琢朗さんが西川選手を育てるために、このようなティーバッテイングを行なっていました。
このティーバッティングはプロもアマチュアも取り組んでいます。
基本、プロの選手は振る力があってこの練習をしています。
一方、アマチュアの選手は見よう見まねで行なっている選手も多いのではないでしょうか?
しっかりとした目的と正しい動作を理解して行わなければ、効果は半減してしまいます。
回数は多くなくても良いので、目的と正しい動作を理解し取り組むことをお勧めします。
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