ベースボールアドバイザーのチッキーです。

内野の守備は、ここぞと言う時に必ず差が出てきます。

例えば、ワンアウトランナー1、3塁の時。

内野はダブルプレー(以下ゲッツー)体制の守備を取ったとして、バッテーリはセカンドゴロを打たせました。

これをダブルプレーにとるか、とらないかによって結果はかなり違ってきます。

今回はミノルマンチャンネルの内野手、主にショート・セカンドのゲッツーについてのレビューです。

それではさそくいってみましょう。

ミノルマンの誰もが真似したくなるカッコイイ二遊間のゲッツーの動き



元大阪桐蔭高校の主将で、セカンドを守っていたミノルマンが二遊間のゲッツー時の動きを解説しています。

流石に大阪桐蔭で主将をやっていただけあって、動きはカッコいいですね。

ミノルマンも言っていましたが、指導者はあまりゲッツー時の捕り方について細かく指導していないのが現状ではないでしょうか?

二遊間を守っていて、ゲッツー時の捕り方からスローイングまで教わったことのない方や勘違いしていた方にとっては必見です。

今回はセカンドとショートの正面のゴロ時の、ゲッツーの動きについて3つ説明しています。

ここからはセカンドとショートに分けて説明していきましょう。

ミノルマンのカッコイイセカンドゴロのゲッツーの動き


少年野球でも中学・高校野球でもセカンドのゲッツーは一緒です。

少年野球になると、ちょっと高度になるかもしてませんがまずはチャレンジしてみてください。

この動画の2分5秒からをみてください。

セカンドの基本的な動きを3パターン説明ています。(ここでは全て右投げの正面のゴロを想定して説明いたします)

捕った場所のグラブの位置に右足をステップしてターンする方法


これはオーソドックスなターンのしたかです。

セカンドはいつもと逆方向にターンして投げる動作が難しいのです。

その動きを最も基本となる動きがこの動きになります。

ただ、打球の速さや捕った位置にもよるのですが、速さ的にはそれほど速くありません。

緩い打球の時にはゲッツーを取れるか微妙なところです。

しかし、基本的な動きなので身につけておくことをお勧めします。

補球した後に右足を後ろに引いて回転する方法


これは中学生や高校生がよくやる動きですね。

確かにカッコよく綺麗に見えます。

しかも速いです。

この動きは絶対に身につけたほうがいいと思います。

ただ、ミノルマンはちょっと説明不足ですね。

この動きはかっこいいし綺麗に見えるのですが、危ない面も持ち合わせているのです。

それは、右足を後ろにステップする際に滑ったり足をとられて体勢を崩してしまうためグラウンド状況が悪いと特に気をつけなければなりません。

それを少なくするために私がワンポイントアドバイスです。

補球してからターンする時の頭の位置がポイントになります。

どうしても楽な体勢をとってしまうため頭を起こしてターンしてしまうと右足が滑ったりとられたりしてしまうのです。

それを防ぐターンの仕方は、「グルグルバットターン」です。

皆さんも一度はやったことがあるのではないでしょうか?

バットのグリップを額につけて10回グルグル回って真っ直ぐ走るみたいなことをやったことはありませんか?

そうですあのグルグルバットの動きがここでいかされるのです。

ボールを捕ったら額を中心にしてターンするのです。

これは是非やってみてください。。

ミスも少なくなります。

ノーステップで膝を送る動き


これは股関節の動きができないとかなり難しいです。

小学生ではちょっと難しいかもしれません。

でもこの動きは、バッティングにもスローイングにも守備にも大きく関わってくる動きですので、最初はできなくてもコツコツ練習することをおすすめします。

ミノルマンのカッコイイショートゴロのゲッツーの動き


この動画の3分45秒からをみてください。

ショートゴロのゲッツーの動きを説明しています。

これも3パターンあります。

それぞれをみていきましょう。

膝の送りでスローイング


これは定番中の定番。

ただ、この動きもセカンドの3つ目の動きと一緒で股関節の動きができないと正確なスローイングや速い動作ができなくなってしまいます。

野球人はやはり股関節の可動域と柔軟性が必要になってくるのは周知の通りです。

その定番の動きなんですが、ここでもミノルマンはちょっとアドバイスが足りないようですね。

それは補球する時に右足をいつもより1足分前に出すことです。

これによって次の動作のスローイングがしやすくなります。

0コンマ何秒ですが、ゲッツーの時はこの差がものすごく大事になります。

これは練習で身につくことですので、是非取り入れてください。

補球したらその場で半回転してスローイング


これは動き的には非常にやりやすいです。

小学生でも取り入れられます。

この動きはセカンドみたいに逆のターンではないので、すぐに身につくと思います。

1点だけ注意することがあります。

それは、ターンする時に頭をそらしすぎないと言うことです。

そらしすぎてしまうと、スローイングが上にそれてしまうことがありますので気をつけましょう。

ノーステップでスローイング


3つ目の動きはやや前目の打球時に行う動きです。

捕球した体勢からそのままスローイングに入るのですが、左足が大きく前に踏み出しているのがわかると思います。

ここで気をつけなくてはならないのが、この体勢ですとスローイングでボールがセカンドの左(ファーストより)にそれる可能性が強いのです。

特に素早くスローイングしなければならないとか、ファーストランナーを気にして焦ったときは暴投になるケースが多々あります。

気をつけるようにしてください。

ゲッツーのスローイングは円をかくように


セカンドでもショートでも短い距離のスローイングはスナップスローよりもコンパクトなスローイングが要求されます。

そのスローイングですが、この動画の6分20秒からをみてください。

補球してから胸に持っていき、そこで円を描くようにスナップスローに入っていきす。

出来れば肘を上げたりテイクバックをしないで、胸のあたりで円を描くようにすることです。

これだけで早さと正確性が身につきます。

チッキーがゲッツーで思う事


このプレーは本当に決まればカッコいいし、チームにも勢いをつけてくれます。

しかし、ミスをすると試合の流れが変わってしまう大事なプレーになります。

二遊間だけでなく野手であれば捕ってすぐスローイングに入る時に、早さを求めすぎてジャックルしたり握り変えたりしてしまいます。

そのためには捕球したときは必ず一度胸に持ってくることを意識してください。

これをすることによりミスも少なくなります。

まとめ


二遊間のゲッツーは細かいことを教える指導者も少ないです。

ミノルマンはとてもいい動画を載せてくれました。

この動画でちょっとだけ足りないところを説明しましたので、是非今後の練習で取り入れて欲しいと思います。

最初はできなくても、継続することがいちばんの近道です。

今回は書きませんでしたけど、バックトスなども練習では取り入れた方が私はいいとおもっています。

派手なプレーだと思わずに、基礎ができているからこそこう言ったプレーができるので、小学生、中学生、高校生も取り組んでみて下さい。

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