ベースボールアドバイザーのチッキーです。

キャッチャーは肩の強さが求められます。

しかし、ソフトバンクの甲斐選手は「自分の肩はそんなに強くない」と言っています。

肩が強くなくても、盗塁阻止率ナンバー1になれることを証明しました。

今回はソフトバンク甲斐選手の、道具のこだわりについてのレビューです。

それでは早速行ってみましょう!!!

甲斐キャノンが生まれる道具のこだわり

肩が強いだけでは盗塁は阻止できない


日本シリーズで6連続盗塁阻止でMVPを獲得した甲斐選手。

甲斐キャノンと呼ばれるスローイングは、機動力のあるチームでも恐れられています。

ただ単に肩が強いから、盗塁を阻止できるとは限らないことを甲斐選手は証明しています。

その一つが、道具へのこだわりにありました。

甲斐キャノンが生まれる、秘密の道具!


その一つがキャッチャーミットです。

甲斐選手のキャッチャーミットの特徴

・ 普通のキャッチャーミットに比べ小さい

・ ポケットはキャッチャーミットとしては異常に浅い

・ 素早くスローイングできるように弾きやすくなっている

普通のキャッチャーミットでは考えられない作りになっているのです。

なぜなら、0コンマ何秒を削るために、試行錯誤しているからですね。

やはりプロ、意識は高いです。

キャッチャーは肩の強さよりも捕ってからの速さが大事


甲斐選手の盗塁阻止率は.447という高確率です。

バッターの確率でいうと、とんでもない確率ですね。

その秘密は、捕ってからの早さにあるということです。

59秒からの動画ですが、西武の森選手と比べられています。

スローイングで、ボールが指先から離れ、セカンドベースに到達するまでの時間は1.2秒と二人とも同じでした。

しかし、補球したミットからスローイングでボールが右手から離れる速さを比べると。

・甲斐選手は0.57

・森選手は0.73

という結果です。

セカンドまでの到達時間は一緒でも、捕ってから右手を離れる時間の短さが、甲斐選手の方が速いということですね。

この差は大きいと思います。

捕ってからの速さには道具に秘密があった


甲斐選手のキャッチャーミットは、小さくてポケットが浅いミットです。

一般に販売されているミットでは、このような形のものはありません。

時代によってキャッチャーミットも変化してきています。

ピッチャーの投げる変化球もありますし、技術的な進歩によっても変わってきました。

昔はキャッチャーミットは立たせて使うと指導されている時代もありました。

それは今とは形状が違ったミットだったからです。

古田選手が使っていたミットは、横向きにキャッチングするミットでした。

自分のキャッチング技術によって、ミットも選ばなければいけませんね。

ボールを捕ってから右手で掴むのではなく、ミットで弾くイメージ


甲斐選手の特徴で、捕ってから投げるまでの速さが人より速いことです。

その感覚として甲斐選手は

「補球の後、右手でボールを取りに行くのではなく、ボールの勢いでポンって弾くイメージ」

と、言っています。

これはキャッチャーミットが浅いからできる技術ですね。

アマチュアのみなさんが使っているポケットの深いキャッチャーミットではなかなかできません。

これは近くから緩いボールを投げてもらい、素手で練習することはできますので、練習で取り入れてみることをお勧めします。

球界で2人しか使っていないキャッチャーミット


甲斐選手がこのキャッチャーミットを使うきっかけになったのが、西武から巨人に移籍した、炭谷選手からもらったミットがきっかけになったと言っています。

今までに3つもらったとのことですが、こういった小さくて浅いキャッチャーミットを使いこなすことができるのは、なかなかいないと思います。

小さくてポケットが小さいキャッチャーミットは、素手感覚でキャッチングしたいという炭谷選手の発想からでした。

アマチュアの選手は、素手感覚で捕るとどうしても痛さが先にくるので、ポケットの深いミットを選んでしまいます。

しかし、プロの選手は0コンマ何秒を縮めるために工夫していますね。

こう言った工夫は見習うべきだと思います。

秘密の道具その2 


甲斐選手がこだわっている道具のもう一つがプロテクターです。

多種多様の変化球を投げるプロのピッチャーは、空振りをとりたいということから縦の変化が多くなっています。

そうすると当然ワンバウンドが多くなってきます。

そのワンバウンドを体で止めて後ろに逸らさないようにするのですが、甲斐選手はここでもこだわりを持っています。

通常のプロテクターですと、衝撃吸収材だけのものになります。

甲斐選手のプロテクターは、その上にさらにビブソーブという素材をつけることによって、弾くボールの衝撃を抑えているのです。

そのため、プロテクターに当たったボールは強く弾かれずにボールを落とすことができるということです。

アマチュアであれば、各連盟の規定があるので、なかなかこう言ったものは使えませんが、プロの選手はこう言った細かいところまでもこだわっているということですね。

プロが道具にこだわりを持つことについて思うこと


プロの選手が道具にこだわりを持つということは当然のことだと思います。

自分の成績で、年棒が変わってくる世界ですから、道具の細部にまでこだわって当然だと思います。

アマチュアの選手が、プロ選手のなになにモデルといった道具を使うことはありますが、自分の技術と体にあったものを選ばなければ技術も成長しません。

高価なものを使用する必要はないと思いますので、ぜひ自分の体にあったものを選んで使ってくださいね。

何が自分の体にあっているかわからないという方は、チッキーの無料相談に相談してくださいね。

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