ベースボールアドバイザーのチッキーです。
プロ野球選手でも現役時代は同じチームであってもなかなか技術的なことは話さないと聞きます。
今回は現役を引退したプロ野球選手が、現役プロ野球選手にいかにボールを飛ばすのかについて実技指導を行なっている動画のレビューです。
それではさっそくいってみましょう。
ひちょリズムチャンネルの坊主頭のひちょりとは誰なのか?
ひちょりとは、元プロ野球選手で現在は野球解説者や野球評論家、タレントやYouTuberとして活躍している本名は森本稀哲だった。
ひちょりは坊主頭がトレードマークだが、これには深いわけがあるという。
それは突然髪の毛が抜け落ちてしまうという病によるものだった。
それでも持ち前の明るさと、ポジティブシンキングのひちょりは野球ファンを楽しませてくれた。
帝京高校出身で高校時代に日本ハムファイターズからドラフト指名され入団。
あの元メジャーリーガーの新庄剛志と鉄壁の外野布陣を作った。
ファンサービスも旺盛で、試合前には新庄と外野手3人で覆面をつけて守備についたり、チームがタイムをとってマウンドで集まっているときには外野手3人がセンターに集まり、帽子の上にグラブを被せ片膝をついて向かい合っている光景を何度も見せてくれた。
日本ハムファイタースカラ横浜ベイスターズに移籍し最後は西武ライオンズで現役を引退している。
同僚だった西武中村剛也から飛ばし方のテクニックを伝授
西武ライオンズのおかわりくんこと中村剛也がどうやってボールを遠くに飛ばしているのかを、ひちょりが現役時代に聞けなかったことを勇気を出して聞いてみています。
動画の50秒から7分43秒までをご覧ください。
ホームラン王をとったことのある中村がボールを飛ばす方法について分かりやすく解説しています。
ボールを遠くに飛ばすポイント
・ボールの軌道に対して、バットスイングの軌道を合わせていく
・ボールの半分より下を叩くイメージ
・ボールの外側を強く叩くイメージ
中村が言っているのは、遠くにボールを飛ばしたいならボールの外側を叩けばボールは自然と飛んでいくと言っています。
これはただ単にティーバッテイングとかロングティー時に遠くに飛ばすだけならこれで十分飛んでいくという解説ですね。
これはチッキーも納得します。
しかし、これができるのはバットを触れる体と振り込んだ技術が備わってのことです。
小学生や中学生がすぐにできるというものではありません。
ただ、マネできるポイントはいくつかあります。
動画で中村が打っている3分17秒からをもう一度見てください。
その時の右手に注目です。
・構えたときに左手を右手を話して構えています
・動き出してからトップの位置に行くまでに右手を徐々に左手までゆっくりと動かしています
この動きは、
・構えた時に余分な力が入らないようにすること
・タイミングをとる一つの間
これらを意識しているのではないでしょうか。
さらにボールの真ん中を捉えるのではなく、ボールの外側(右バッターなら外角側の側面)をバットの芯で叩く感覚です。
ここで一番重要なのが、インパクト時(手首=グリップ)に、その場でテコの原理みたいに返せるかどうかということです。
これができるかできないかによって飛距離は全然違います。
この練習には両面打ちといった方法がありますが、これは次の時に説明いたいます。
3冠王を3度もとった事のある落合博満さんも同じような練習をしていましたね。
内角打ちは体をクルっと回すイメージ
バッティングで体の内側のボール、いわゆる内角の打ち方はいろいろな打ち方がありますが、中村は非常に分かりやすい説明をしてくれています。
この動画の7分45秒からをもう一度見てください。
インコースの打ち方を自分の言葉で説明しています。
その中でポイントになるのが
・インコースはつまらなきゃダメ
・手でボールをさばかない
・体をクルッと回すだけ
このようなポイントを説明しています。
体を回すとどうしても開きが早くなってしまうイメージがありますが、中村は開くのではなく回るということを言っています。
詰まって内野の頭をこせればいいとも言っています。
力のあるバッターならそれでいいかもしれません。
力のないバッターはこれではダメかというとそうでもありません。
飛距離を出すためにはボールの外側を叩くイメージと言っていたあのことを思い出してください。
内角でもあのバットさばきができると、内角のボールでも弾き返すことができます。
しかも、ファールになりにくいのです。
チッキーがさすがプロだと思うところ
元プロの選手でも知らなかったこと。
ホームラン王をとった事のある選手からの言葉には、納得できる点が多々ありました。
ただ単に力のある打球を打ち返すだけの練習ではなく、どうやったら飛ぶのかどうやったらインコースでも打てるようになるのか?
という疑問を常に持ち、いろいろなことにチャレンジしている事ですね。
ティーバッテイング一つにとっても、タイミングの取り方。
ボールのどこにバットの芯を当てるのか。
そのためにはどうやってバットを走らせて行ったらいいのか。
常に自分の体と自問自答しながら練習しているところですね。
この考え方や取り組みは子供たちにも少しでいいから持ってもらいたいです。
指導者の言われたことを「はい、はい」と言ってやるのではなく、どうしてそれをしなければならないのか。
それをするとどうなるのかを考えるだけで、野球だけではなく全てのことにつながっていきますね。
まとめ
元プロ野球選手のYouTuberのひちょりとホームラン王をとった事のある現役プロ野球選手の中村のコラボでいかにボールを遠くに飛ばすことができるか。
さらには内角の打ち方をプロらしい言葉で説明し実践してくれています。
チッキーはタイミングの取り方と、インパクトの瞬間のリストの返し方を子供達には真似してもらいたいと思います。
初めは手だけの動きでも構いません。
それにだんだんと下半身の動きもついてくるようになります。
是非、取り入れてみてくださいね。
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