ベースボールアドバイザーのチッキーです。
バッティング練習は色々なものがありますが、プロでさえ基本を重きに置いていますよね。
今回はトリプルスリーを成し遂げているヤクルトの山田選手のティーバッテングのレビューです。
それでは早速いってみましょう!!!
トリプルスリー山田哲人の11種類のティーバッティング
8の字スイングティー
最初に行っているティーバッティングは、横8の字(無限大)をバットで描くようにスイングをしています。
これは体の中心であるおヘソ(丹田)の所でバットが反すことを確認しています。
なぜならこのポイントでボールを捉え、バットを返すことができるとより近くまでボールを引き込むことができるためです。
これは小学生から高校生でもできるティーバッティングですので、取り入れてみてください。
回数は10本程度で構いません。
手首を返すポイントと、ボールを捉えるポイントの確認です。
ノーステップ正面打ちティー①
30秒あたりから始まるティーバッティングは、バッターが構えた正面(真横)からボールを投げてもらいます。
バッターのおヘソ付近に向かって来るボールを、先ほど行った8の字スイングのポイントを確かめるティーバッティングです。
落合博満もこれと同じようなバッティング練習をしていました。
最初は体に当たりそうになり、恐怖感が出てしまい、8の時スイングとは違うポイントで打ってしまいますが、緩いボールで行えば徐々にその恐怖心は無くなります。
回数は10本程度で構いません。
ノーステップで打つことがポイントです。
ステップ入り正面打ちティー
1分2秒あたりから始まるティーバッティングは、先ほど行ったノーステップティーからステップを入れたティーになります。
確認することはノーステップのところと一緒ですが、ステップが入ることでボールを捉えるポイントがずれないように意識するようにしてください。
回数は10本程度でいいと思います。
低め膝使いティー
2分5秒くらいから始まるティーバッティングです。
ボールを上げる人は、今度は普通の場所から上げてもらいます。
ただし、ボールを上げるところはややボール気味の外角低めに上げていきます。
打つ方は、その低めのボールをステップした状態から打ちます。
ただ打つのではなく、ややボール気味の外角低めなので、膝を少し曲げた状態で打つのです。
膝が突っ立ったまま打つことなく、低めのボールを膝を使いながら捉える練習です。
回数は10本程度でいいと思います。
最初から外角低めに来ると思わずに打つことを、心がけてください。
高目正面ティー
3分ぐらいから始まるティーバッティングです。
やや正面方向から、顔の付近へボールを上げてもらいます。
そのボールを打つ方は、最初に行った8の字スイングの要領でボールを捉えます。
この時に手首を返すポイントが、上になると打球はフライ気味になってしまいます。
バットのヘッドを立てて、ボールの上を叩くイメージで打つことです。
回数は10本程度でいいと思います。
8の字スイングを、心がけましょう。
歩きながらティー
3分52秒ぐらいから始まるティーバッティングです。
右バッターなら構えてから、左足から歩いて右足に移ったらそのまま踏み込んでステップして打つティーです。
これはタイミングを取る練習としては、オススメの練習方法です。
左足から歩き出し、右足に移って左足をステップする間がとても大事になります。
回数は10本程度でいいと思います。
間の取り方が苦手な人は、多く取り入れましょう。
早打ちステップティー
4分55秒くらいから始まるティーバッティングです。
先ほどの歩きティーを、今度はリズムを早くして行うティーになります。
これはボールを上げる方が難しくなります。
歩きながらティーと抑えるポイントは一緒なのですが、歩くリズムが早くなるので、投げる相手と息が合わないとうまくいきません。
最初は3球1セットぐらいから始めて、できるようになったら5球2セットぐらいでいいと思います。
あくまでもボールを捉えるポイントを意識することです。
ノーステップ正面打ちティー②
5分22秒あたりからのティーバッティングです。
この動画の2番目に行ったティーと同じなんですが、ボールを上げる方が距離を長くしているところが違います。
今までは打つ方とボールを上げる方は、2メートルぐらい離れていました。
このティーでは3〜5メートル離れて行います。
ボールのスピードも速くなっています。
高めのボールをあげてもらい、それを最初に行った8の字ティーの要領で打つ練習になります。
落合博満はこれを実際のバッティングマシンで行なっていました。
ボールのスピードもかなりの速さで行なっていました。
小学生には難しいと思いますが、徐々に距離を広げていけばいいと思います。
中学、高校生はすぐに慣れてできると思いますので、これも10本程度でいいと思います。
ランダムティー
6分2秒あたりからのティーバッティングです。
これはボールを上げる方が、ランダムにスピードを変えて上げてあげるティーになります。
普通に上げるスピードの時と、少し山なりに上げることでスピードに変化が生まれ、それを打つことで変化球への対応ができるようになるためです。
ボールを上げる方は、どちらのボールもだいたい決まったところに上げて上げるようにしましょう。
慣れてきたら、コースを色々変えてもいいと思います。
これも10本の中にランダムで入れてあげるといいと思います。
くれぐれもヤマを張ることなく普通のスピードに合わせて踏み込んでいっても、緩いボールを捉えることができるようにするための練習です。
ワンバウンドティー①
7分2秒あたりからのティーバッティングです。
ボールを上げる方は、地面にワンバウンドさせて上げます。
この動画では室内練習場で、人工芝なのでやりやすいと思います。
土のグラウンドでは、難しいかもしれませんができるだけチャレンジしてみてください。
打つ方はしっかりと構えなくてもいいので、ワンバウンドしてきたボールに対し8の時スイングのポイントでさばけるように意識しましょう。
回数は5球くらいでもいいかもしれません。
ワンバウンドティー②
7分23秒ぐらいからのティーバッティングです。
先ほどのワンバウンドティーを、今度はしっかりと構え、ステップして打つ練習になります。
これはどのようにバウンドしてくるかわからないボールにタイミングを合わせて8の字のポイントで打てるようにする練習になります。
回数は10本程度でいいと思います。
変化球の対応が苦手な人は、大いに取り入れてください。
逆スイングティー
8分20秒くらいからのティーバッティングです。
最後のティーバッティングです。
今までとは逆の打ち方で、打ちます。
右バッターなら左打ちで、左バッターなら右打ちでティーをします。
スイング練習でもそうですが、最後に必ず反対方向で振ることを意識してください。
体のバランスを整えるために、この練習は意識しておこないましょう。
回数は10本程度でいいと思います。
ダルビッシュも左投げでキャッチボールをしています。
同じ理論ですね。
山田哲人の様々なティーで思う事
やはりプロ。
いろいろなことを考えて行なっていますね。
アマチュアでも真似できる練習方法です。
みなさん、この動画でいちばんのポイントはなんだったと思いますか?
いろいろな種類のティーをしていましたが、打つポイントの意識が非常に高く、打った打球の方向が引っ張っている打球が一つもないことです。
8の字スイングでボールを捉えるポイントを確認し、そのポイントで打てるように様々なティーを行なっていました。
自分の懐までボールを引き寄せることができれば、長くボールを見ることができますよね?
トリプルスリーを達成できる山田選手ならではの練習でした。
アマチュアのみなさんもぜひ参考にしてください。
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