ベースボールアドバイザーのチッキーです。
大事な試合の前は、どんな食事を摂ればいいのかわからない方も多いのではないでしょうか?
試合で最高のパフォーマンスを発揮するために、体の内側からいい状態にする。
それにはやはり食事がポイントになるんです。
今回は、試合前の食事について考えてみました。
それでは早速行ってみましょう。
試合前の食事はとっても重要
運動前、特に試合の前日や当日にどんなものを食べたらいいのかわからない保護者や指導者の方も多いのではないでしょうか?
運動時のエネルギーや集中力の源となるのが食事で摂った食べ物になります。
試合の前日や当日に子供に栄養を取らせようとして、お肉を食べさせることがあると思います。
「試合に勝つ」「勝負に勝つ」とゲン担ぎをして、とんかつなど油物とお肉のダブルの組み合わせの食事。
これは、これから最高のパフォーマンスをしようと思っている体にとっては、かなりのダメージになるのです。
その理由は後でお話ししますが、試合で今まで練習してきたことを発揮できる体の状態にするにはどうしたら良いのか。
このことを知っておかなければいくら練習をしても、試合で最高のパフォーマンスを発揮できる体の状態にはならないということです。
どのタイミングで食べて、どんなものを食べたら良いのかを知っているのと知らないのでは、試合で差がつきます。
トレーニングの時期と、試合の時期では食べるものが違ってくることも知っておきましょう。
最高のパフォーマンスができる体の状態になるための知識を、ここで学んでいきましょうね。
試合前日・当日は炭水化物を多めに摂る
炭水化物とは麺類、パン類、ご飯類となります。
主食としてご飯、パン、うどん、そば、パスタ、お餅などです。
これにクエン酸を多く含んだものを同時に食べると、効率的にエネルギーに変えることができます。
例えば、みかんやイチゴ、キーウィや100%のオレンジジュースなどです。
試合当日は試合の3〜4時間前には摂るようにしましょう。
試合1時間前にバナナやエネルギーゼリーなどで、もう一度エネルギーを補給しましょう。
試合前日・当日に摂ってはいけないもの
試合前日や当日に炭水化物を摂った方がいいことはお分りいただけたと思います。
逆に試合前日や当日に取らない方がいい食べ物について、知っておいてください。
それは
・ 消化に多くの時間が必要な食べ物
・ 脂質の多い食べ物
・ なま物
・ 植物繊維が多い食べ物
・ 普段食べ慣れていないもの
天ぷらやカツなどの揚げ物、生クリームやマヨネーズ・バターなどをたっぷり使ったお料理、こってりしたソースなどは控えましょう。
ゲン担ぎで「試合にカツ」と言って、とんかつやカツ丼を試合前日や当日に食べることは避けましょうね!!!
タンパク質が体を強くするけど試合前は控えた方が良い
体を鍛えて強くしたり、筋肉をつけたり、体を成長させるために必要なのはタンパク質です。
・タンパク質は英語でプロテインと言います。
・ギリシャ語では重要という意味になります。
三大栄養素のタンパク質、炭水化物、脂質は私たち人間にとってとても重要な栄養素になります。
三大栄養素の一つのタンパク質を摂ることは、体を強くするときには最も効果がある栄養素なのです。
タンパク質は体を強くしたり、大きくしたりする時期に多く摂った方が良いので、試合前ではなくトレーニングの時期に摂るようにしましょう。
タンパク質の特徴
タンパク質を多く含む食材は肉類、魚介類、大豆・大豆製品、卵などです。
以下はそれぞれの特徴です。
・牛肉
脂肪の少ない「赤身肉」がおススメです。もも肉やヒレ肉などは脂肪が少なく、反対にサーロインやひき肉は脂肪が多いので要注意。また、牛の赤身肉には「ヘム鉄」という鉄も含まれています。ヘム鉄は、ほうれん草などの植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」と比べ、鉄の体内への吸収率が高いのが特徴です。
・豚肉
牛肉と同じく、もも肉やヒレ肉が低脂肪でおススメです。豚肉は牛肉や鶏肉に比べ、ビタミンB1を多く含むのが特徴。ビタミンB1は、ごはんやパン、果物などに含まれる糖質がエネルギー源として使われるのに必要な栄養素です。
・鶏肉
鶏肉は皮と皮下脂肪を取り除けば、多くの部分が低脂肪です。中でもささみには脂肪がほとんど含まれていません。比較的脂肪の多いひき肉でも、牛肉や豚肉と比べるとその量は約半分です。しかし、牛肉の鉄や、豚肉のビタミンB1のような、その他の微量栄養素は少ないです。
・魚介類
一般に、白身魚の方が低脂肪です。赤身魚でも、まぐろの赤身などは脂肪が少なく鉄も含まれるのでおススメです。いか・たこ・えび・かに・貝類は全般に脂肪が少なく、あさり・しじみ・ムール貝などの貝類は鉄も多く含んでいます。
・卵
卵は「完全食品」と呼ばれるほど、良質なたんぱく質をはじめビタミンやミネラルを多く含む栄養価の高い食品です。卵白はたんぱく質が多く、脂肪をほとんど含みません。コレステロールを気にする人もいますが、特別に医師から指示された人でない限り、1日1~2個食べても問題なく、食事のレギュラーとしてむしろ毎日食べて欲しい食品です。
・大豆製品
豆腐・納豆・おからなどが高たんぱく低脂肪です。生揚げや油揚げ、がんもどきなどは油で揚げて作られている分、脂肪の量が多くなります。大豆はカルシウムなどのミネラルも含み、納豆にはビタミンB2も多く含まれています。また、大豆たんぱくはコレステロールを低下させたり、脂肪分解を助ける働きが注目されています。さらに、植物性色素の一種である「イソフラボン」という成分には抗酸化作用があり、女性ホルモンに似た働きをするともいわれています。
・乳製品
乳製品の最大の特徴は、手軽にたんぱく質と一緒にカルシウムも摂れることです。牛乳・ヨーグルト・チーズ・生クリームなどがありますが、生クリームやチーズは全般に脂肪が多いので注意しましょう。低脂肪・無脂肪タイプの牛乳やヨーグルト、カッテージチーズなどがおススメです。
タンパク質を摂取すると、タンパク質は肝臓でアミノ酸となります。
そのアミノ酸が全身の筋肉に行き渡って、新しい筋肉を作る元になるのです。
肝臓でタンパク質は化学反応を起こしアミノ酸になるのですが、この時にとても大量のエネルギーを消費するんです。
ですからタンパク質は試合前日や当日は控えた方がいいんですよ。
タンパク質を多く摂った方がいい時期は、体を大きくしたい時期、体を鍛えている時期、体を成長させる時期に多く摂るようにしましょう。
まとめ
練習などで体を強化している期間と、試合前日・当日では食事メニューは全く異なります。
試合前日・当日はできるだけ炭水化物を多く摂るように心がけましょう。
体を強化している期間は、タンパク質を多く摂るようにしましょう。
たくさん食べることは重要ですが、どんな時期に何を食べればいいのか知っているのと知らないのではパフォーマンスに影響が出てきます。
せっかく食べるのだから身になる食べ方を心がけて、強い体と最高のパフォーマンスができるコンディションに持っていきましょうね。
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