ベースボールアドバイザーのチッキーです。
バッティングで豪快なホームランは魅力的です。
遠くに飛ばすことは天性のものなのでしょうか?
今回は遠くに飛ばす練習「ロングティーバッティング」(以下ロングティー)についてのレビューです。
それでは早速いってみましょう!!!
プロ選手もロングティーバッティングを重要視
プロ野球の選手でもキャンプ中やシーズン中でもロングティーを行なっています。
バッティングフォームが崩れたり、ミートポイントを修正したりしたい時に行っています。
プロの選手もバッティングの調子が悪くなると行う練習の一つがロングティーなんです。
30秒からの動画をみてください。
ロッテの田村がロングティーの練習を真後ろから撮った動画です。
綺麗なバックスピンをボールにかけ、飛距離がぐんぐん伸びていってます。
そんなに力を入れて振っているようには見えませんが、打球はぐんぐん伸びていってます。
さすがプロです。
なぜロングティーが重要視されるのか
アマチュアでもプロでも行っている練習なんですが、とにかくプロの選手はロングティーの飛距離がアマチュアとは格段に違います。
ここからはロングティーの意義を見ていきましょう。
ロングティーは飛距離を意識して練習する
とにかくロングティーを行うときは「飛距離」を意識してください。
ボールを遠くに飛ばすためには、ボールにどれだけバックスピンをかけられるかということです。
バックスピンでも、ゴルフでいうスライスやフックのスピンになると飛距離は伸びません。
正しい縦回転のバックスピンをかけることを意識しましょう。
ボールの下にバットを入れる
飛距離を伸ばすにはゴロやライナーでは伸びませんよね。
ボールの下にバットをもぐらせるイメージで、ボールの下にバットを入れていきましょう。
フライを打つ感覚です。
アッパースイングでもボールの下に入れますが、アッパースイングだけでは飛距離は伸びません。
インサイドアウトのバット軌道
ロングティーで飛距離を出すにはバットが遠回りしてはボールにバットの力が完全に伝わりません。
インサイドアウトのバットスイングでなければ力一杯バットを振ったとしても思ったように飛距離は伸びていかないのです。
ボールに対して最短距離でバットを出していく。
最短距離でバットを出していくことによって、バットに伝わる力のロスを少なくするということです。
バットをしならせヘッドスピードを意識する
ボールに対してバットの力を最大限ぶつけるためには、バットの一番重いヘッドをボールにぶつけていかなければなりません。
この時のヘッドスピードの速さ(力)がボールを遠くに飛ばすみなもとになるわけです。
バットスイングのヘッドスピードを意識することです。
ロングティーの練習方法
普通のティーバッテイングとさほど変わりません。
しかし、遠くに飛ばすことをメインとする練習になりますので、バッティングでいうセンター返しの方向に打ちこみましょう。
練習方法
・ 1塁線もしくは3塁線に打つ方はたちます。
・ 打ち返す目標は1塁線の場合はレフトスタンド、3塁線の場合はライトスタンドを目標にします。
・ 距離にして高校生なら90〜100メート、中学生なら80〜90メートルを目標にしましょう。
・ 斜めサイドからボールをトスしてもらいますが、必ず打ち返す方向は打つ人のセンター方向です。
・ とにかく遠くに飛ばすことを考えて打ちます。
・ 右バッターでも左バッターでもスライスがかかった打球は要注意です。
・ 縦回転のバックスピンをボールにかけることを意識しましょう。
一番最初の動画でもわかるように、ボールに縦回転をかけることが飛距離を生みます。
体の使い方、バットの軌道等を確認できるとても良い練習です。
ロングティーの取り組み方
できれば練習が終わった個人練習時とかに行うといいと思います。
個々によって飛距離は違いますので、体が大きいから飛距離が出るといった考えはやめましょう。
逆に体が小さくても飛距離が出る選手もいます。
ロングティーを行なったことがない選手には、最初はどんな形(フォーム)でもいいので、力一杯振らせてみましょう。
ヘトヘトになるまで振ることも一つの方法です。
力一杯振っても飛距離が出ない時には、先ほど説明したロングティーの意義を伝えましょう。
バックスピンのこと、インサイドアウトのことなどです。
さらにポイントとしてあと2つあるんです。
その一つは右バッターの場合は右手の使い方になります。
左バッターでは左手の使い方になるのです。
ボールに縦回転のバックスピンをかけるためには、後ろの手が重要になってきます。
あともう一つを知りたい方は、チッキーの無料相談室に質問してくださいね。
まとめ
バッティングはいろいろな理論がありますが、古くから「上から叩け」という教えがあります。
上から叩くこと自体間違ってはいないのですが、スイングの矯正法の一つと捉えることです。
ダウンスイングもレベルスイングもアッパースイングも全てできなければいけないのです。
いろんな打ち方を練習ではやってほしいですね。
その中でも、自分が打った打球を確認できるロングティーは超オススメです。
プロ野球の選手でも多くの選手が取り入れています。
調子が悪いときほどロングティーをオススメします。
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