ベースボールアドバイザーのチッキーです。
野球に心を惹かれ、小学生時代から大人になった今も野球に関わって生きてきた私です。
少年野球から中学野球(軟式)、高校野球と大学野球。
そして大学野球コーチから高校野球指導者(監督)という野球経歴です。
高校野球の指導者として1993年から2018年までグラウンドで、選手と共に汗と涙をながしてきました。
春の大会や秋の大会では、地区大会を勝ち進み地方大会に出場しました。
夏の大会では2年連続決勝まで駒を進めましたが、あと一歩届きませんでした。
大学時代に優勝経験のある神宮大会にも高校の部で出場したこともあります。
現在は現役教師でありますが野球の第一線から離れ、小・中学生から高校生まで(時には大学生まで)幅広い子供達のベースボールアドバイザーとして野球に携わっています。
どうして指導者になったのか?
私がなぜ野球の指導者(高校野球)になりたかったかと言いますと。
地方の片田舎でそれほど娯楽もない地域にいながら、楽しみといえばプロ野球のテレビ観戦。
昔は、毎日のようにテレビでやっていましたよね!
最近は専用チャンネルぐらいでしか見れませんが!!!
そんな私の夢は、プロ野球選手。
「いつか自分も憧れのユニフォームを着てグラウンドに立ちたい」
近所の空き地で学校が終わったらみんな集まって、よく遊んでいた小学校時代。
少年野球から中学野球、そして高校野球へと普通に進んでいきました。
しかし、私のターニングポイントが高校野球だったのです。
中学時代にそこそこの実力があった私は、有名私学の勧誘を断り公立高校へ進学。
そこで目標の甲子園!!!
だったのですが。
入ってみたら高校野球の監督さんが、全くの素人。
素人もいいとこ、ド素人!
細いルールも練習方法も全くの無知。
ユニフォームの着方さえ知らなかったんですよ!!!
これにはさすがに参りました。(その前の年まではちゃんとした監督さんがいたので)
さぁ〜これからどうするよ!
こんなんじゃ絶対勝てないじゃん!
地元の子が揃ってこの高校に入ってきて、強豪私学を倒そうという気持ちで入ってきたのにこれじゃ〜ねぇ〜!
お先真っ暗!
師匠現れる!
そんな時に現れたのが、その後の私の師となる方でした。
その方の経歴は、高校野球の指導者として甲子園出場を何度もし、甲子園の決勝の舞台にも行っているすごい方だったんです。
その後は大学野球の監督も経験しており、そんな方に私は指導してもらえることになったんです。
それからというもの、レベルの高い練習といろいろな理論を教えていただきました。
もちろん結果もついてきて、地区大会では勝つことは当たり前になっていきました。
でも、どうしてもクリアできない問題が1つあったんです。
それは、その方が監督としてベンチに入れないということです。
やはりベンチに入れないって、物凄く痛いんですよ!
細かい指示が伝えられないからです。
ですから、試合の時はベンチの上から指示を出していました。(本当はいけないことですけどね)
高校生最後の夏の大会
やはり、その方はベンチの上でした。
普通に戦えば、十分こちらに勝機があるチームでしたが最後の大会。
緊張感とプレッシャー、相手の捨て身の闘志に苦戦し試合のポイントポイントがうまく繋がらず、結局最後の大会は自分たちの力を出せずに終わってしまいました。
試合中にベンチから細かい指示が出ていたら違ったのかもしれませんが、時間を巻き戻すことはできません。
試合が終わった後の、溢れる涙を流しながら私は心に決めたのです。
「野球が大好きな子供に、私と同じ悔しい思いを絶対にさせたくない」
この思いは今でも私の心の支えになっています。
この気持ちを忘れることなく、大学へと進みました。
大学進学
進んだ大学の監督はもっとすごい方で、アマチュア野球界では知らない人はいないと言うくらいの超大物。
多くのプロ野球選手や社会人野球選手を輩出し、大学球界でも数々の記録を持つお方のもとで、私は野球学・コーチングを学びました。
卒業しても大学に残り、コーチとして更にコーチングを学び続けました。
この大学時代は本当に貴重な体験となり、私の野球観を激変させたのです。
大学でのコーチ業を経て、晴れて高校に教員として採用された私は、初年度からもちろん野球部の指導者。
目標の一つは達成されました。
指導者としてのスタート
ここから私の指導者としてのスタートです。
若かったこともあり、大学時代の上下関係を経験している私は、高校生相手にガツガツ行きました。
「なんでこんなことができないんや!」「下手くそ〜!」「やる気がないんなら帰れ!」
長時間の練習に罵声を浴びせ、鉄拳を振るい、3年生でも容赦無く切り捨てる。
もちろん不平不満はあったと思います。
でも、「結果出せばいいんだろう」「勝てばいいだろう」
そのことだけしか考えていませんでした。
毎年同じ練習をしているのに、いい時もあれば全然ダメな時もある。
なぜ?
どうして?
それなりの結果もでましたが、周囲からの評価や評判
何より選手たちとの距離がすごく遠くなっていることに気づいたのです。
監督の葛藤
監督になったばかりの当時は、スパルタ式の練習で常に恐怖心ストレスをかけていたと今になっては感じています。
そんな指導をしていると、自分自身も苦しく辛く、当然いい結果もついてきません。
これが当たり前なんだ!
これでいいんだ!
と、自分に言い聞かせながらも悩んでいる監督の波動は選手にも移り、プレーにも迷いを生じさせてしまっていました。
でも、当時はそれがわからなかったのです。
監督としての迷い
高校野球の指導者を長年していると、色々なチームの指導者さんとお話ができるメリットがあります。
考えていることや悩み事など、共感できることや勉強になること、なるほどなぁ〜と、考えさせられることがたくさんあり、いい経験をしました。
甲子園優勝監督でさえ同じような悩みを抱えていたりするのです。
いい結果が出なかったり、なかなか選手が伸びなかった時など、この練習方法がいいんじゃないか?
このバッテイング理論がいいんじゃないか?
こっちの野球スタンスの方がいいのではないか?
など、悩みに悩み色々と試したものです。
でも、監督が悩めば選手も悩みます。
それが自然と結果に繋がり、勝負には負けてしまうものです。
指導者としての気づき
私は色々な経験を通して多くのことを学びました。
当時の選手には申し訳ないが、私にはそれが財産となっています。
選手を生かすも殺すも指導者次第です。
褒めすぎてもダメ!
起こりすぎてもダメ!
ただやらされている練習や将棋の駒みたいに、指導者に動かされているだけでは育たないことは私がよくわかっています。
どうやって指導すれば良いのか?
どうやって理解させれば良いのか?
様々なケースがありますが、まずは選手のことを理解してあげること。
家庭環境も違えば、育ってきた環境も違います。
物事の感じ方も考え方も違いますから、その子達にどうやって理解させるかはとても大事なことになります。
伝統のある強いチームですと、意識の高い子が集まりますからもっと上のレベルの話はできますがそれでもいろいろとあるものです!!!
ましてや意識の低い選手が多いチームはそれこそ大変です!!!
例えば、どうやったら体が大きくなるのか?
これを実践しようとしたら、まずはたくさん食べろ!!!
という指導者が多いと思います。
こんな話を聞いたことがあります。
指導者が、お昼の時間にお米3合食べさせ、これが食べ終わるまで練習には出さない。
そうすると選手は無理して食べて戻しちゃう子や、陰に隠れてお弁当を捨ててしまう嘘をつく子。
素直に食べて、その後の練習が出来なくなる子。
などなど千差万別ですよね?
保護者も選手も指導者には何も言えません。
でも、陰でいろいろと言われ、しまいには保護者も選手も指導者に嘘をつく環境になってしまいます。
でも、本当のことを理解している指導者なら、どのタイミングでどれくらい食べれば身につくというゴールデンタイムはわかっているはずです。
ただ単に、食べればいいとか、バットを振ればいいとか、走ればいいといった指導をしていると、その子の持っている本当の力を出せないまま終わる可能性もあるからです。
私が全てではありませんが、私の持っている知識と経験から照し合わせ新しい理論との組み合わせ等によりその子にとっていい方法を伝えていくことができると、もっと野球人口も増えるのではないかと思います。
伝えたい事
だから私は、今までの経験と知識を、このブログを通して皆様にお伝えしたいのです。
そして野球が好きな子供や、いまだに野球を楽しんでいる大人たちに少しでも力になれればと思っています。
さらにの子供は野球が好きなんだけど、自分は野球の経験がないお父さんお母さん。
今更人には聞けないけど、野球のこんなことが知りたいと思ってる人。
これでいいのかなぁ???と、一人で悩んでいる人。
こんなことを教えてもらいたいなど。
いろんなことを含めて、私は皆様のお力になれると確信しています。
これからこのブログでいろいろな情報を発信してきますね。
ポジション別の練習方法やいろいろな理論。
野球豆知識や裏情報などなど、発信していきたいと思います。
楽しみにしてください。
私に相談してみたいという方は、こちらから!!!
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どうしたらいいの?
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どんなことでも構いませんので一度相談してくださいね。
一緒に、大好きな野球を頑張りましょう!!!